単体で 120 dB SPL に達する最大音圧と 35 Hz まで伸びた低域再生能力は 8050A が非凡なモニター・スピーカーであることの一端を表しています。
用途としては、レコーディング・スタジオ、ポストプロダクションや放送音声モニター、およびサラウンド・モニタールーム、マスタリング・ルーム等をお奨めします。
理想的な 2 ウェイ・マルチアンプ構成を実現するために、特にクロスオーバーのフィルター回路は音質にこだわった設計が施されています。
独創的でオリジナル形状の高効率バスレフ・ポートによってポート・ノイズを排除し、正確で豊かな低域再生の実現に寄与しています。
さらに DCW(Directivity Control Waveguide)と MDE(Minimum Diffraction Enclosure)の相乗効果により、きわめて理想的なモニター・スピーカーとして成立しています。
その結果は、引き締まった音像定位と疲労感を減少させた低音響歪み、高分解能な精密再生などが特徴づけられます。
その他の特長として、防磁シールドを内蔵し、過大入力に対する保護回路、部屋の音響補正のためのトーン・コントロール DIP スイッチが装備されています。
もちろん、8000 シリーズ共通の Iso-Pod(Isolation Positioner/Decoupler)の付属の他に、背面と底面(M10)にマウント金具の固定用のネジ穴が用意されております。
仕様 入力フォーマット:アナログ 音圧レベル : ・定格音圧(100 Hz 〜 3 kHz):110 dB SPL ・ミュージック・パワー:120 dB SPL @ 1m ドライバー : ・低域:205 mm(8") ・高域:25 mm(1")メタル・ドーム クロスオーバー周波数:1.8 kHz 周波数特性(フリーフィールド):38 Hz 〜 20 kHz(± 2 dB) アンプ出力 /ch : ・低域:150 W ・高域:120 W スピーカー寸法(H × W × D):433 × 286 × 278 mm(Iso-Pod 使用時高さ 452 mm) アンプ寸法:スピーカー・キャビネット内に組み込み 重量:12.7 kg